クリニック勤務であっても厚生年金には入れます。全従業員を厚生年金へ加入させることが法律で決められていますが、パート勤務の看護師は条件があります。
ここではクリニック勤務と高齢年金などの福利厚生との関係をご紹介しています。クリニックの厚生年金について知りたい方はどうぞ。
厚生年金は法定福利だからクリニック看護師も加入できる
看護師の福利厚生には2種類あります。まずは厚生年金や健康保険、雇用保険、労災保険など加入が義務付けられた法定福利。そして住宅手当や扶養手当、レクリエーション、独身寮、院内保育所など事業所ごとに決めた福利厚生である法定外福利の2種類となります。
クリニックの場合
クリニックの場合、法定福利だけではなく法定外福利まで充実した医療機関は少なく、重視されるのは法定福利となります。
厚生年金に加入していないクリニックがある?
法定福利の場合、すべてのクリニックが加入していると思いがちですが落とし穴があります。じつは従業員5人以下の小規模クリニックでは厚生年金への加入義務はなく、従業員は自分で国民年金や国民年金に加入することになります。
社会保険に加入できる方法
ところがこれでは将来の年金受給額が少なくなってしまうため、従業員の同意のもとで任意適用事業所として社会保険に加入することができるのです。
厚生年金の掛け金でクリニックと揉める例
従業員が常時5人以上いるクリニックでは法定福利があり、厚生年金にも加入しています。厚生年金や保険料は看護師とクリニック側で折半するものですが、クリニックによっては全額看護師に負担させている悪質なケースもあるのです。
入職時に社会保険はチェック
「基本給にあらかじめ負担分を上乗せしている」という言い訳をすることもあるようですが、このようなクリニックでは信用できませんね。入職時に社会保険のことも聞いておくのがポイントです。
福利厚生が手厚いクリニックは看護師のプラスに
若い頃はあまり深く考えていなかった福利厚生や厚生年金も、リタイア後には年金という形でかえってきます。
目先の給与より福利厚生を考える
福利厚生の手厚いクリニックは老後に看護師の生活を支えてくれるもの。手取額よりも福利厚生のしっかりしたクリニックを選ぶ方が将来のためになります。
まとめ
クリニック看護師の福利厚生は、まず法定福利がしっかりしているかどうかで判断。厚生年金に加入できていないクリニックは将来に不安もあります。クリニックに転職するときは福利厚生もチェック!
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