横浜市神奈川区にある大口病院に入院していた80代の患者が2人、点滴に異物を混入された事件、とても話題になっていますよね。事件発覚後、2ヵ月で48人の患者が亡くなっている事実が判明したり、大口病院で働く看護師にはエプロンが切り裂かれるといったいじめ事件が発生していたことが分かっています。
では、この事件の犯人、一体だれなのでしょうか?院内関係者が犯人だとする説が強いですが、警察から出されている情報から犯人像を探ってみたいと思います。
大口病院事件の犯人像
- 院内関係者
- 看護師
- 事件の告発者
院内関係者
大口病院の監視カメラは入り口の1台のみで大口病院の監視体制が問われていますが、院内関係者が犯人とする線は濃厚のようです。もし、過去2ヵ月間に死亡している48人の患者も異物混入など病死ではないならば、院内関係者しか犯行はできないと考えざるおえないでしょう。
しかし、7月に入院し死亡した患者遺族は、「見舞い客に会うことがほぼなかった。点滴や薬剤はナースステーションの外の床に置かれていて誰でも犯行に及べる環境であった」との証言もあり、院内関係者以外でも犯行に及べる可能性も除外できません。院内関係者で1番疑われるのは、やはり看護師でしょう。
看護師
亡くなった2人の患者さんを担当していた看護師は2人だそうです。その2人のどちらかが犯行に及んだのでしょうか?既に2人の担当看護師には取り調べが実施されているところだと思いますが、担当看護師が犯行に及ぶものでしょうか。私が犯人だったら担当の患者さんに異変があった場合はすぐに疑われるので、勤務していない日に犯行に及ぶような気がします。
また、院内関係者や看護師が犯人ではなく、大口病院で起きていた看護師いじめの事実を申告していた人物が犯人なのでは?という説もあります。
告発者
2chで大口病院の犯人なのではと噂されているのは、「大口病院で働く看護師の夫」とされる人物で、今年4月から起きている看護師いじめの事件についてツイッターで告発していました。横浜市にもメールで告発しており、大口病院殺害事件は未然に防げたのではないか、自分が前もって告発していたのにと事件後に語っています。
この人物は、24日に放映された某TV番組に出演し、ツイッターで好評していなかった「妻の筆箱に注射針が刺されていた」という新情報についても話しています。
犯罪者が逮捕前にマスコミの前で語るのはよくある話。捜査関係者は容疑者の情報をマスコミにあえて流し、容疑者の言動や行動を見るといった捜査手段があるからです。こういった犯人像が浮かび上がってくるわけですが、大口病院異物混入事件は犯人が確定されない今、様々な憶測が飛んでいます。では、犯人を絞っていく上で重要となるのが犯行時刻になるわけですが、点滴に界面活性剤はいつ混入されたのでしょうか?
異物混入はいつ行われた?
問題の点滴は、17日に薬剤部から事件のあった4階にナースステーションに運ばれカギをかけずに保管され、18日と19日に使われています。「17日にナースステーションに運ばれてから24時間以内に点滴に界面活性剤が混入された」との捜査情報もあります。また、犯人は連休に入り看護師が当直体制に入る前、薬剤部から通常よりも多い点滴が4階のナースステーションに運ばれてくるタイミングを選んで犯行に及んだのではないかと警察は発表しています。
最後に、殺害された患者さんの妻のコメントを紹介して終わりたいと思います。残された遺族は自分のせいで亡くなってしまったのではないかと悩んでも悩みきれない胸中が伺い知れます。
「とにかく悲しいです。病死であればあきらめもつきますが、殺されたとなると、病院を選んだ私の判断が悪かったのかとも悔やまれてなりません。」
大口大量殺人事件。早く犯人が捕まり事件の真相が明らかになることを祈るばかりです。