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モンスターペイシェントが多い科を3つ厳選してみました

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モンスターペイシェントによる暴言や暴行に悩まされた経験のある看護師はたくさんいることだと思います。笑えるクレーマーならいいですが、週に何度も病院に来て自己本位なことを言い続ける患者さんを相手にしていては、看護師が精神的にやられてしまいます。モンスターペイシェントに遭遇した看護師は、怖い思いをしただけだならまだよいですが、退職したい辞めたいと思ったという方も中にはいます。

ここでは、モンスターペイシェントの多い科について調べてみました。それぞれの科のモンスターペイシェントの事例や、患者さんへのコミュニケーションの取り方について紹介しています。

精神科

精神科の患者さんは、統合失調症やうつ病、不安障害、認知症といった治療を行う患者さんがおり、幻聴を訴える方は少なくありません。心が不安定な患者さんが多いので、ちょっとしたきっかけでモンスターペイシェントに激変する患者さんが多いです。

うつ病患者さんは300万人以上といわれている今、精神科でのモンスターペイシェントの割合は増え続けています。

精神科での事例

精神科でよくあるモンスターペイシェントの事例は、ちょっとした医師や看護師の一言にいいがかりをつけてくるといったケースです。精神疾患特有の行動でもあるため、看護師や医師は対応に困る場合が多いです。モンスターペイシェントの暴言が日常茶飯事で、看護師がうつ病を発症してしまうことも珍しくありません。

透析科

透析科は、毎日から週3回ほどの人工透析で通院が必要な患者さんが多く、心的ストレスを抱えている患者さんがほとんどです。そのため、そのストレスを看護師に当てるモンスターペイシェントが多いです。

透析科での事例

ある大学病院では、複数の若い看護師がモンスターペイシェントからビンタをされたという事例があります。傷害事件として扱うことも可能の事件ですが、その病院はモンスターペイシェントからの謝罪のみでとどめています。このモンスターペイシェントは、腎臓治療がうまくいかずに人工透析になったことが悔しかったことが暴行の原因としていますが、ストレスの矛先が看護師になるのはたまったもんじゃありませんよね。患者さんのモラルを疑います。

内科

がん治療や脳疾患治療よりも、風邪や高血圧などの命のリスクが少ない内科治療の方が、モンスターペイシェントが多い傾向にあるようです。命に関わる患者さんは、医師や看護師を信頼し治療に専念することに必死ですが、軽症の患者さんは医療行為に関するモラルが低い事例が多いからかもしれません。

内科での事例

内科でよくあるモンスターペイシェントの事例は、医療費が高いという難癖つけることです。生活保護や保険証がない患者さんが保険外治療で治療費が払えない、処方箋代が払えないと自己本位な暴言を言い出すケースもあります。

まとめ

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モンスターペイシェントに遭遇してしまった看護師は、まずは患者さんの言葉に耳を傾けて共感してあげることが大切です。ポイントは、決して謝らないこと。医療行為において謝罪は医療ミスを認めたと判断することにもなりかねません。

ただ、15分以上患者さんの話に耳を傾けても続くようであれば、潔く、他の看護師や医師を呼ぶ旨を伝えて下さい。モンスターペイシェントの対応で1番大事なことは、複数で対応してあげること。

後々、ありもしないことで言いがかりを付けられることを避けられますし、大勢の医療スタッフで対応していると患者さんの心が安定することもあります。