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モンスター患者のせいでほかの患者の治療にも影響が及ぶかも知れない

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モンスター患者が1人いるだけで、病院内の雰囲気はどんよりと重くなるもの。雰囲気が悪くなるだけではなく、ほかの患者が予定通りに診療が受けられない、不愉快な気分になる、暴力・破壊行為で迷惑がかかる(ケガをする)などの影響も考えられますよね。

ここでは、モンスター患者が他の患者にどんな影響があるか考えてみました。

暴力や暴言、暴行に及ぶモンスター患者は通報

大学病院など大規模病院は、毎日の外来患者数が1000人以上、病床も満床になるほど患者数が多く、自然にモンスター患者来院の確率も大きくなります。できるだけ早くモンペ対策(マニュアル作成・担当部署の選定・警察への通報経路確認)を作成し「このレベルになったら速やかに通報する」という基準を決めておく必要があると思います。

対処法を確認しておく

大学、国立、総合病院などはマニュアル化されていると思うので、マニュアルを見たことがない、対処法を知らない看護師さんは、師長や先輩に確認してみてください。知らないと本当にめんどくさいモンペに目をつけられた厄介です。

医療機器を破壊するモンスター患者は大問題

モンスター患者のなかには、激高して医療機器や医療器具を破壊するケースがあります。めちゃくちゃ怖いですよね。力の強い男性が精密機器を叩くと、一瞬で壊れることもあります。医療機器が使えなくなるとほかの患者に多大な迷惑をかけてしまいます。

暴力的モンスター患者への対応

暴力的で手荒なモンスター患者との対応は、できるだけほかのスタッフが目に着く場所で、そして医療機器のない場所でおこなうことです。

壁やドアを叩く、蹴るなどの行為はほかの患者に影響を与える

モンスター患者が興奮し、病室や診療室のドアや壁を叩く、蹴るなどの行為はほかの患者に対して迷惑行為になります。できるだけこのような迷惑行為をおこなわないように、患者を興奮させないことが基本です。

モンスター患者はエスカレートしていく

壁やドアを叩いているうちにだんだん興奮し、医師や看護師を直接殴る、蹴るなどの行為に及ぶことがありますので注意した方が良いと思います。

モンスター患者の暴力で仕事ができなくなった医師

モンスター患者からいきなり殴られ、それがPTSDとなり仕事ができなくなった医師がいます。医師だけではなく、看護師や医療事務スタッフなどもモンスター患者の暴力や暴言により心に傷を負い、職場を去るケースに発展しています。

医療スタッフを守ることが大事

優秀なスタッフがいなくなることが患者にとっての損失につながることから、いかにしてモンスター患者から医療スタッフを守るかが課題でもあります。

目の前で暴力行為をみた患者の心に傷が残る

一般患者の目の前で、看護師や医師がモンスター患者から殴られる、叩かれるなどの光景を目撃すると、それが心の傷になることがあります。

モンスター患者と対応する場所

患者の目の前でモンスター患者との対応をおこなうのではなく、できるだけ病院事務所などほかの患者の目につきにくい場所(できるだけ監視カメラのついているところが良い)で対応する方が良いと思います。

モンスター患者がほかの患者に因縁をつける

モンスター患者って実は、医療スタッフだけでなくほかの患者に言いがかりをつけ、関係ない患者を巻き込む傾向もあります。

できれば一般患者と隔離

モンスター患者はほかの一般患者と隔離し、できるだけ目に触れない場所で対応するのが理想ですが、隔離しようとするとさらに文句言ってきそうです。

【まとめ】看護師は毅然とした対応が重要

非常にめんどくさいモンスター患者。看護師ができる対応については、モンスターペイシェントから看護師の身を守る方法に書いた通りです。病院は公共の場所です。多くの患者が集まる場所ですから、ほかの患者に迷惑をかけないことをまずは優先させるしかありません。

他の患者さんの前で問題が起きた場合、悪い意味ではなく、モンスター患者を利用しちゃうのがいいと思います。モンスター患者に対して常に冷静に対応し、他の患者さんの信頼につなげるのが良いと思います。この看護師さん頼もしい!と思わせることができれば、他の患者さんも安心して病院を利用できるようになります。