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【モンスターペイシェント事例】医師や看護師はどう対応するべきか?

医師や看護師などの医療スタッフなら誰しもモンスターペイシェントの対応に困った経験があると思います。モンスターペイシェントに遭遇したことのある医療スタッフは約7割ともいわれており、ここ10年でとても多くなっています。変わった患者さんレベルならよいですが、モンスターペイシェントにより殺害された院長もいます。2017年1月20日には、岐阜県の歯科医、渕野歯科で患者により院長が刺殺されています。

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病気や命を救っている医師や看護師が、患者により命を奪われてしまったら、たまったものじゃありません。ここでは、よくあるモンスターペイシェントの異常行動を調べてみました。

治療費が高いと文句を言う

モンスターペイシェントの行動で1番多いのは、治療費が高いと言い張る患者さんではないでしょうか。治療に関するトラブルがある時は、モンスターペイシェントは看護師に愚痴ります。看護師長や医師が医療書を元に細かい医療費の説明を1時間以上も行うというケースは珍しくありません。

モンスターペイシェントとは言いくるめられることはなく、なにかと難癖をつける人が多いのが特徴です。国立病院なんだからもっと安くしろだの、誰のお金で暮らしていけているのかだの、毎回通っているのだからもっと安くしろだの、言いがかりをつけます。

病院で大声を出して暴言を吐く

モンスターペイシェントの中には、理由なく、医師や看護師を罵倒して病院内で大声を上げる方もいます。そういう患者さんに限って、統合失調症の診断があったり精神科の通院歴があったりすることが多いです。看護師は、そういった患者さんに対して、治療中でつらいのだ、寂しい人間なのだと思って、優しく対応する方もいるようですが、それがモンスターペイシェントの行動に拍車をかける原因になることもあります。

薬の副作用を医療ミスと主張する

薬の服薬には副作用は付き物で、最近は医師は必ず薬の副作用について説明を行っていますが、モンスターペイシェントは説明があろうと副作用が出たことを強く主張し、医療費を返せ、損害賠償を払えと言ってくる患者がいます。本当に医師が間違った処方を行ってしまい副作用が出たというケースなら、患者さんは弁護士を通して訴えるべきなのですが、モンスターペイシェントとは正式な手続きを行わず、病院に直接怒りをぶつけにきます。特に、睡眠薬抗うつ剤を処方された患者さんに多く、モンスターペイシェントは心の病と隣り合わせであるという問題を抱えています。

まとめ

公立病院や医大では、モンスターペイシェントの対応方法について弁護士が説明してくれる講習会があるところが多いですが、クリニックや中小規模の病院にはないことが多いです。大規模の病院であれば、モンスターペイシェントへの対応について的確に判断できますし、第3者の人間が立ち入ることで円満に解決することができますが、殺人事件のあった渕野歯科のように個人経営のクリニックではモンスターペイシェントの対応は大変難しいことと思います。

しかし、小規模な病院でも院長を始めとして看護師や医療事務が協力をして、モンスターペイシェントに対してしっかりと対応していくことが重要だと思います。あまりにひどいモンスターペイシェントがいる場合は、警察や弁護士といった第3者を加えて話し合いを行い、医療拒否を行うことも1つの手段です。モンスターペイシェントによる第2の殺人事件が起きないように、自治体や警察の対応にも期待したいところです。